テレビアンテナブースター(増幅器)について
ヤルゼアンテナ山川です(^^
ブースター(増幅器)についてご説明します!!
アンテナ工事をご検討中の方は、
ブースター(増幅器)が必要か気になる方もいるのではないでしょうか
そもそもブースタ(増幅器)って何?
簡単に言えば電波を増幅する機器です
アンテナで受信した電波が、分配器や配線に流れテレビに電波を送るのですが
配線の長さや、分配数によって電波が低下し規定値以下の電波になり、ブロックノイズや映らない
ってことがあります。アンテナ付近でブースター(増幅器)を取付、各お部屋で電波を規定値にする機器です
私の家はブースター(増幅器)が必要ですか?
アンテナを設置した受信強度によります。
受信強度が強ければ必要ないです
デザインアンテナであれば、受信強度が弱く必要になる可能性は大です。
テレビ端子が4つ以上あれば、ブースターは必要になると思います。
ブースターって料金高くないですか?
当社ヤルゼアンテナはブースター(増幅器)込みの料金になります。
ここからは私なりにわかりやすく詳しくブースターについてご説明致します
上記で説明したようにブースター(増幅器)は電波を増幅する機器になります
そもそも電波には規定値があります。その規定値より低くもダメで、逆に高くてもダメです!
地デジ電波の規定値が50dBμV~80dBμVになります。
この範囲でテレビに電波を送ります。
アンテナからテレビまでの電波値の計算をしブースターの有り無しを確認します。
(例)
アンテナで受信した電波した電波が60dBμVだとし分配数が4で、配線距離が約30m
だとします。4分配でー8dBμV、配線(5CFB)30mでー6dBμV、他ジョインやテレビ端子などで、ー4dBμV
になるので、60-8-6-4=42dBμVになりますので、ブースター(増幅器)が必要になります。
上記の場合でアンテナで受信した電波が70dBμVだとしたら、70-8-6-4=52dBμV
なのでブースター(増幅器)は必要ありません。
ブースター(増幅器)をテレビの後ろに取り付けてもあまり意味がありません!
ブースター(増幅器)に入力する規定値があり、低い電波を増幅しても
電波の品質が悪いので、ブロックノイズやブロックアウト(視聴できない)になります
アンテナ付近もしくは、分配器手前の高く品質の良い電波をブースター(増幅器)で増幅
させなければ意味がないです!ご注意を!
ブースター(増幅器)とは逆に電波を低下させる機器アッテネーターがあります
アッテネータは一戸建てではあまり使用することはないのですが、
電波が高すぎてもダメなので、電波が高すぎた時や、
地デジアンテナを2本混合させる時などに使用することがあります。
ブースター(増幅器)の施工について
ブースター(増幅器)には電気(15V)が必要になります
コンセント100Vから15Vに変えるブースター電源部を別で取り付けて
ブースター本体に電気を送ります
アンテナ付近にコンセントがあれば、楽なんですが、普通はないですよね
その為、ブースター電源部は、テレビ配線に15vを流し、ブースター本体まで
電気を流します。アンテナ工事初心者さんが初めにつまづくのがこの
ブースター電源をブースター本体まで電気を流す仕組みです
実際は凄く簡単なのですが、電気が上がらないと知り合いの電気屋さんなどから
電話で相談してくることもあります。
家のテレビの系統を把握していれば、どこからでも電気を流すことができます
分配器をよく見ると一つのOUTに電流通過と赤文字で記載がありますので、
ブースター本体からブースター電源部までのルートはその間で取り付けます。
テレビ端子から電気を流す場合は、テレビ端子を電流通過型テレビ端子の交換が必要になります
私は電気工事の資格がありますので、屋根裏や風呂場上にある分配器付近にコンセントを作り
そこにブースターの電源部を取り付けます。
アンテナの修理でテレビが全て映らなくなったなどのお問合せで
よくあるのがブースターの電源部が抜けているということがあるので、
極力、お客様の手の届かない場所に設置するのが好ましいと思います。
ブースター(増幅器)についておわかりいただけましたでしょうか?
映ればいいと言うお客様もいらっしゃると思いますが、
後日ノイズが入るなどの症状がでますので、
電波は、必ず規定値内に収めましょう(^^
前の記事へ
« アンテナ工事にかかる費用や相場について次の記事へ
新築でのアンテナ工事をおすすめします! »